外壁リフォームを検討している方へ!外壁カバー工法のメリットとデメリットをご紹介
外壁工事の種類の中に、カバー工法という種類があります。
外壁カバー工法とは名前の通り「古い外壁の上を新しい外壁材で覆う」工事のことです。
この記事では、外壁カバー工法のメリットとデメリットを解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
□ 外壁カバー工法のメリット
*1. コストパフォーマンスが高い
外壁カバー工法は、一般的な「張り替え」よりも工事費用が抑えられるのが一つの大きな魅力です。
既存の外壁を撤去する必要がないため、その分のコストが削減されます。
特に、2006年以前に建てられた住宅でアスベストが使用されている場合、その処理費用を気にする必要がありません。
このように、コスト面でのメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
*2. 工期が短い
外壁カバー工法は、既存の外壁を撤去する手間がないため、工期が短くなります。
具体的には、カバー工法での工期は約10〜14日、一方で張り替えでは14〜21日が目安です。
時間が限られている方や、できるだけ早くリフォームを完了させたい方には、この工法が最適です。
*3. 断熱性・遮音性が向上
外壁カバー工法では、2枚の外壁材が重ねられるため、断熱性や遮音性が高まります。
専用の建材を使用することで、その効果はさらに増すでしょう。
このように、外壁に厚みが出ることで室内環境が快適になる可能性が高まります。
□ 外壁カバー工法のデメリット
1つ目は、使用できる素材が限定されることです。
外壁カバー工法の一つの欠点は、使用できる外壁素材が限られることです。
特に、重い素材は使用できないため、実質的に金属サイディングに限られることになります。
しかし、最近では金属サイディングでも多木目調やレンガ調などのデザインが出てきています。
2つ目は、耐震性が低下する可能性があることです。
外壁の重量が増加し、その分建物の耐震性が低下する可能性があります。
特に、既存の建物が老朽化している場合は、この点をしっかりと考慮する必要があります。
3つ目は、劣化が激しい外壁には向いていないことです。
大きなひび割れや、外壁材の反り・割れがある場合、カバー工法は適用できません。
このような状態では、張り直しが必要となる可能性が高いです。
□ まとめ
外壁カバー工法は、コストパフォーマンスや工期の短縮、断熱性・遮音性の向上といった多くのメリットがありますが、使用できる素材の制限や耐震性の低下など、デメリットも無視できません。
リフォームを検討している方々は、これらのポイントをしっかりと考慮し、選択をするようにしてください。