不燃塗料とはどんな塗料?注意点もあわせて解説します!

建物を守るためにも、塗料選びは非常に重要です。
特に火災のようなリスクを考慮する場合、「不燃塗料」という言葉を耳にすることが増えてきました。
この不燃塗料とは、一体どのような特性を持つのでしょうか。
この記事では、不燃塗料とは何か、同じく不燃材料である不燃木材を使うときの注意点は何かについてご紹介します。

 

 

目次

□不燃塗料とは?

 

火災が発生すると、有毒ガスの発生は避けられません。
有毒ガスが原因で多くの人々が命を落とすことがあります。
特に高齢者や幼い子供たちがいる場所での火災は、煙や有毒ガスが直接の原因となり、大きな危険をもたらします。

 

このような背景から、不燃塗料や難燃塗料の重要性が高まってきました。
不燃塗料は、国土交通省の要件を満たし、さらに20分以上の耐火性能を持っています。

 

一方で、難燃塗料はJISの基準に基づき、特定の試験に合格しています。
これらの塗料には、さまざまな種類やブランドがあります。

 

例として、モーエンアクアは水性の不燃塗料であり、モーエンタフは難燃2級の塗料です。
さらに、ワンダー水性1液型やファイヤーブレイクF4、ファイヤーディレーF4など、多くの塗料があります。

 

不燃塗料や難燃塗料を選ぶ際は、用途や必要な性能を考慮して選びましょう。
ご不明な点がございましたら、当社にお気軽にご相談ください。

 

□不燃材料の注意点

 

不燃材料の選択や取り扱いには、特に注意する必要があります。
先程ご紹介した不燃塗料の他に、不燃木材がありますが、不燃木材の塗装に関する疑問や懸念を持つ方も少なくないでしょう。
「不燃木材に塗装を施しても大丈夫か」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
国土交通大臣の認定を受けた不燃木材には塗装が許可されていますが、大きな注意点があります。

 

不燃木材に水系塗料を使うと、その色が白く変わってしまう可能性があります。
この原因として、不燃木材に含まれる「ホウ酸」という成分が挙げられます。

 

ホウ酸は酸性の性質を持ち、水系塗料の弱アルカリ性と反応することがあります。
この反応により、塗膜が白くなるだけでなく、その品質や密着性も低下することが考えられます。

 

このような問題を防ぐためには、塗料の選択や施工方法に細心の注意を払うことが必要です。
特に、水系塗料を使用する場合には、ホウ酸の影響を受けにくいものを選んだり、塗装の前に専用の下地処理を施したりすることで、問題を回避できる可能性があります。

 

不燃木材の保護と美観を両立させるために、正しい知識と適切な塗装方法の選択は欠かせません。

 

 

□まとめ

 

この記事では、火災対策としての不燃塗料や難燃塗料の重要性とその特性について解説しました。
不燃木材に水系塗料を塗る際の注意点やホウ酸の影響についての情報は、正しい選択と施工のために欠かせない知識です。

 

当社はこれらの塗料に関する知識と経験を持ち、皆様の安全と快適な生活をサポートいたします。
不燃塗料や施工方法に関して疑問やご相談がありましたら、ぜひ当社にお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

埼玉県川越市の外壁塗装専門店、日本メンテナンス株式会社代表の大塚です。当店は地元埼玉県川越市を拠点に、これまで1,200棟以上の施工に携わってきました。お客様の中にはお住まいのメンテナンスをどう依頼したらいいのか、お悩みの方もいらっしゃると思います。そのような方でも安心してご相談いただけるよう、当店ではお見積りはもちろん、屋根や外壁の診断まですべて無料で対応しております。ぜひお気軽にご相談ください!

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