黒い外壁のデメリットとは?押さえておきたいポイントもご紹介!
他の家とは違ったモダンな雰囲気に仕上がる黒い外壁ですが、近年注目されていることから迷っている方もいらっしゃるでしょう。
黒ずみが目立ちにくかったり、他の色と相性が良かったりとメリットがある一方で、いくつかデメリットもあります。
この記事では、黒い外壁のデメリットと黒い外壁を選ぶときのポイントについてご紹介します。
□黒い外壁のデメリットとは?
外壁にこだわりたい方に人気の黒い外壁ですが、いくつかデメリットもあります。
*熱を吸収しやすい
黒い外壁は日光を集めやすいことから熱を吸収しやすく、その結果室内の温度も上昇してしまいます。
夏場の室内の温度は黒い外壁か白い外壁かによって、10度〜20度の差が出るといわれており、黒い外壁を考える場合は、高い断熱性を持つ断熱材を使用することがおすすめです。
最近建てられた住宅であれば断熱材が使われていますが、古い住宅には断熱材が使われていない場合もあるため、まずは断熱材の有無を確認しましょう。
そして、日光の当たり具合によっては、黒い外壁自体が約45度〜58度とかなり熱くなることがあります。
外壁は金属ではないため、すぐに火傷する可能性は低いですが、小さなお子様のいる家庭では注意が必要です。
*劣化や汚れが目立ちやすい
ツヤのある黒色を選ぶと、色あせしたときにその変化が顕著に現れます。
また、黒は外壁の汚れも目立ちやすく、泥や砂ぼこり、カビ、鳥のフンなどの白っぽい汚れは特に目立ってしまいます。
塗装時の外壁の美しい状態を保ちたいのであれば、定期的なメンテナンスを欠かさず行いましょう。
□黒い外壁にするときのポイントとは?
上記では、黒い外壁のデメリットについてご紹介しましたが、快適に暮らすためには、素材や塗料についても考えることが重要です。
外壁の色を考えるときは、どの黒にしようかと色のことばかり考えてしまいがちです。
しかし、外壁の印象は色だけでなく、素材や塗料によっても印象が異なるため、重要なポイントといえます。
また、選ぶ素材によっては、耐久性にも違いがあります。
紫外線に強い素材や色あせしにくい素材、汚れを防ぐ素材を選ぶことで、外壁の美しさを長く保てるでしょう。
家を建てる場所の気候や周囲の景観に合わせて適切な素材を選ぶことが重要になるため、施工会社と相談して決めると良いでしょう。
□まとめ
無彩色である黒は他の色とも組み合わせやすく、自分好みの雰囲気に仕上げられますが、デメリットとして熱を吸収しやすく、劣化や汚れが目立ちやすいことが挙げられます。
黒い外壁を選ぶ際は、メリットとデメリットを把握したうえで選びましょう。