ガルバリウム鋼板屋根の種類とそのメリットについて解説!
ガルバリウム鋼板屋根は、その多様な種類と高い性能で、多くの人々に選ばれています。
そこでこの記事では、ガルバリウム鋼板屋根の種類とそのメリットを詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、理想の屋根選びにお役立てください。
目次
□ ガルバリウム鋼板屋根の種類
1つ目は、横葺きです。
横葺きは、屋根全体に対して横方向にガルバリウム鋼板が配置されるものです。
このタイプは、屋根の勾配が2.5寸以上でなければ施工できないという注意点があります。
また、裏面に「断熱材あり」と「断熱材なし」の2種類から選べます。
断熱材ありのタイプは高価ですが、リフォームでよく採用されています。
2つ目は、縦葺きです。
縦葺きは、屋根全体に対して縦方向にガルバリウム鋼板が配置されています。
このタイプは、0.5寸以上のゆるい勾配から対応可能で、施工しやすく費用も安価です。
しかし、大雨の際には雨樋からオーバーフローしやすいというデメリットもあります。
3つ目は、瓦調葺きです。
瓦調葺きは、瓦をイメージした外観と重厚感が特徴です。
このタイプは瓦に比べて割高であり、耐久性が低く、塗装によるメンテナンスが必要です。
しかし、瓦の見た目を保ちながら、屋根を軽量化できるというメリットもあります。
4つ目は、折板葺きです。
折板葺きは、大きな建物に合うデザイン性と強度を備えています。
一般の住宅に採用されることは少ないものの、工場や倉庫、ショッピングモールなどの大規模施設の屋根でよく見られます。
そのほか、下地が不要な駐車場の屋根で使われることもあります。
□ ガルバリウム鋼板屋根のメリット
*1. 高い耐久性
ガルバリウム鋼板屋根は、従来のトタン屋根に比べて3〜6倍の耐久性があります。
また、スレート屋根の耐久年数が10〜20年であるのに対し、ガルバリウム屋根の耐用年数は25〜30年であり長持ちします。
特に、亜鉛鉄板により腐食を防ぐ犠牲防食機能があることで、酸性雨や沿岸地域でも劣化が少なく、積雪地でも安心して使用できます。
*2. 優れた耐熱性
ガルバリウム鋼板は、熱に強いアルミニウムが多く含まれています。
この特性により、従来の亜鉛鉄板に比べて耐熱性が高く、火災のリスクを軽減してくれます。
*3. 軽量で耐震性が高い
ガルバリウム鋼板は軽量であるため、地震の際の揺れが小さく、建物への被害を最小化してくれます。
また、軽量であることから、既存の屋根の上から新しい外壁材を貼り付ける「カバー工法」でよく用いられます。
□まとめ
今回は、ガルバリウム鋼板屋根の種類とそのメリットについて解説しました。
耐久性・耐震性にも優れているため、屋根リフォームの際の選択肢の1つとして検討してみてください。
また、屋根塗装・屋根修繕をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。