タイル調サイディングのメリットデメリットについて解説します!
タイル調サイディングで家をリフォームしたいと考えているものの、メリットとデメリットが良く分からず、他の外壁材との比較検討に迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、タイル調サイディングの特徴、メリット・デメリット、選び方のポイントなどを解説します。
□タイル調サイディングとは?
タイル調サイディングは、窯業系サイディングの一種で、本物のタイルを模したデザインが特徴です。
近年では、本物のタイルと見分けがつかないほど、リアルな質感や色合いを再現した商品も増えています。
1: 窯業系サイディングの一種
タイル調サイディングは、セメントと繊維を混ぜて作った板状の外壁材である、窯業系サイディングの一種です。
窯業系サイディングは、金属系、木質系、樹脂系と比べて、デザイン性が高く、比較的安価で施工できることから、多くの住宅で採用されています。
2: 本物のタイルと比べて軽量
タイル調サイディングは、本物のタイルと比べて軽量であるという特徴があります。
そのため、外壁に大きな負担をかけずに、地震などの揺れにも強い家を実現できます。
特に、築年数の古い家の外壁リフォームをする場合には、外壁や建物に負担をかけないよう、軽量なタイル調サイディングを選ぶことがおすすめです。
□タイル調サイディングのメリットデメリット
タイル調サイディングには、さまざまなメリットとデメリットがあります。
*メリット
1: リーズナブルな価格
タイル調サイディングは、本物のタイルに比べて価格が安く、リフォーム費用を抑えられます。
30坪の住宅であれば、160万円〜280万円ほどで施工が可能です。
2: デザイン性の高さ
タイル調サイディングは、本物のタイルと遜色のないデザインを実現できます。
さまざまな色や柄、質感のタイル調サイディングが販売されているため、自分の好みのデザインに仕上げることが可能です。
3: 耐震性・防火性に優れている
タイル調サイディングは、セメントと繊維を混ぜて作られているため、耐震性と防火性に優れています。
地震や火災から家を守るためにも、タイル調サイディングは有効な外壁材と言えます。
*デメリット
1: 防水性能が低い
タイル調サイディングは、パネル同士の継ぎ目があるため、そこから水が入り込みやすく、防水性能が低いというデメリットがあります。
そのため、定期的に外壁塗装のメンテナンスを行う必要があります。
2: 放熱性能が低い
タイル調サイディングは、セメントを含んでいるため、熱がこもりやすく、夏場は室温が高くなってしまう可能性があります。
特に、断熱材が不足している場合は、注意が必要です。
□まとめ
タイル調サイディングは、リーズナブルな価格で、デザイン性、耐震性、防火性に優れた外壁材です。
しかし、防水性能や放熱性能が低いというデメリットもあります。
タイル調サイディングを選ぶ際は、メリットとデメリットを理解した上で、自分の家の状況やニーズに合った外壁材を選ぶようにしましょう。