ローラー塗りや打ちっぱなしによるモルタル外壁の模様とは?
モルタル外壁は、耐久性や耐水性に優れていることから、長年多くの人に愛されてきました。
しかし、経年劣化によってさまざまな問題が発生することも事実です。
今回は、ローラー塗りや打ちっぱなしによるモルタル外壁の模様について解説するとともに、塗装が必要となるサインについて説明します。
□ローラー塗りや打ちっぱなしによるモルタル外壁の模様
モルタル外壁は、セメントに砂と水を混ぜたもので作られています。
その表面には、ローラー塗りや打ちっぱなしなど、さまざまな模様をつけることができます。
1:ローラー塗り
ローラー塗りとは、ローラーを使ってモルタルに模様をつける方法です。
ローラーの種類によって、さまざまな模様を表現することができます。
・木目調ローラー
木の年輪のような模様をつけることができます。
自然な風合いを出すことができます。
・石目調ローラー
石の表面のような模様をつけることができます。
重厚感や高級感を演出することができます。
・テクスチャーローラー
凹凸のある模様をつけることができます。
個性的なデザインにすることができます。
2:打ちっぱなし
打ちっぱなしとは、モルタルをそのまま仕上げる方法です。
コンクリートの素朴な風合いを生かした、モダンなデザインが特徴です。
・無機質な風合い
コンクリートの素朴な風合いを生かした、モダンなデザインが特徴です。
・個性的なデザイン
打ちっぱなしは、モルタルの表面にさまざまな模様をつけることができます。
・施工の難易度
打ちっぱなしは、熟練の技術が必要なため、施工が難しい場合があります。
3:吹き付け
吹き付けとは、モルタルに塗料を吹き付ける方法です。
さまざまな模様をつけることができ、個性的なデザインを実現できます。
・リシン吹き付け
砂や小さな石を混ぜて吹き付ける方法です。
ザラザラとした質感が特徴です。
・タイル吹き付け
タイルのような模様をつける方法です。
高級感や重厚感を出したい時に適しています。
・スタッコ吹き付け
漆喰のような模様をつける方法です。
和風な雰囲気を出すことができます。
□塗装が必要なサインとは?
モルタル外壁は、耐久性や耐水性に優れていますが、経年劣化によってさまざまな問題が発生します。
塗装が必要となるサインには、以下のようなものがあります。
1:チョーキング
チョーキングとは、モルタル外壁の表面に白い粉が浮き出ている状態です。
これは、塗膜が劣化し、防水効果が失われていることを示しています。
チョーキングが発生したら、早急に塗装を行う必要があります。
2:ヘアークラック
ヘアークラックとは、モルタル外壁に髪の毛ほどの細さのひび割れが入っている状態です。
これは、地震や振動などの影響によって発生することがあります。
ヘアークラックは、放置すると雨水が浸入し、モルタルが腐食する原因となるため、早急に補修する必要があります。
3:塗装の浮き・剥がれ
塗装の浮き・剥がれは、塗膜の密着力が低下していることを示しています。
これは、塗料の劣化や施工不良などが原因です。
塗装が浮いたり剥がれたりしたら、早急に補修する必要があります。
4:構造クラック
構造クラックとは、モルタル外壁に幅の広いひび割れが入っている状態です。
これは、地震や外部衝撃などの影響によって発生することがあります。
構造クラックは、放置すると建物の強度が低下する原因となるため、早急に修理する必要があります。
□まとめ
ローラー塗りや打ちっぱなしなど、モルタル外壁にはさまざまな模様をつけることができます。
しかし、経年劣化によってチョーキングやヘアークラックなどの問題が発生する可能性もあります。
これらのサインが見られた場合は、早急に塗装や補修を行うようにしましょう。
塗装を行うことで、モルタル外壁の美観を保ち、建物の寿命を延ばすことができます。