外壁塗装で無機塗料を使用するメリットとは?トラブルはあるのかもご紹介!
外壁の経年劣化による剥がれや汚れにお悩みの方もいらっしゃると思います。
そろそろ外壁の塗り替えをしたいと考えている方におすすめしたいのが無機塗料です。
今回はそんな無機塗料の魅力と考慮しておくべき問題点をご紹介します。
□外壁塗装で無機塗料を使用するメリットとは?
近年、外壁や屋根の塗料として無機塗料を選択する方が増えてきています。
無機塗料は外壁塗料の中でもランクの高い塗料です。
その人気の秘密は以下の3つのメリットにあります。
・カビ、苔、藻が発生しづらい
カビや苔、藻は有機物をエサとして発生・成長します。
しかし、無機塗料には有機物の成分の量が他の塗料に比べて少ないという特徴があります。
そのためカビの発生を抑制できるのです。
・耐久性と耐候性がある
無機塗料は丈夫なセラミックを成分として含んでいます。
そのため、雨や風、太陽光で劣化しにくいという特徴があります。
一般的な無機塗料は20年ほど耐久します。
これはフッ素塗料と同じかそれ以上の耐久性です。
・燃えにくい
無機塗料の成分であるガラスやセラミックは不燃性があります。
さらに、燃えるために必要な炭素の含有量も少ないため、非常に火に強いと言えます。
□外壁塗装で無機塗料を使用した際にトラブルはある?
人気が高い無機塗料はメリットが多いですが、その分デメリットもあります。
以下の4つのデメリットや起こりうるトラブルを把握した上で外壁に無機塗料を塗るかを決めると良いでしょう。
まず1つ目は価格が他の塗料に比べて高いことです。
価格帯は光触媒塗料と同程度です。
しかし、耐久性が高いため、塗り替えの回数は他の塗料よりも少なく済みます。
そのため、長い目で見ればトータルでかかる費用を抑えることができます。
2つ目はひび割れのリスクが高いという点です。
無機塗料は硬くなりやすいため、地震のような衝撃があるとヒビが入りやすいという側面もあります。
特に日本は地震大国なので、よりこのようなひび割れのリスクを考慮しておく必要があります。
しかし、最近は伸縮性のある無機塗料も開発されており、このようなデメリットを克服しています。
3点目は頻繁に塗り替えができないことです。
基本的には、前に塗った塗料がある程度劣化していないと新しい塗料が密着しません。
耐久性の高い無機塗料は最低でも10年経たないと劣化が始まらないため、それまでは新しい塗料を塗っても剥がれてしまう可能性が高いのです。
無機塗料を塗る際は、それから先10年は塗り替えられないことを考慮してその種類と色を決めてくださいね。
4つ目は無機塗料の特性上、木製とガルバリウム鋼板の外壁とは相性が悪い点です。
もしこれらの外壁に無機塗料を塗ってしまうと塗膜が密着せずに剝がれてしまいます。
せっかく高い塗料を買ってもすぐに剥がれてしまってはもったいないので、無機塗料を選ぶ際はご自宅の外壁の素材を確かめることをおすすめします。
□まとめ
無機塗料は3つの機能的なメリットがあることから多くの人に外壁塗料として選ばれています。
その反面、価格やひび割れのリスクがある、10年以上経たないと塗り替えできない、外壁の素材によっては剥がれやすいなどの問題点もあります。
しかし、これらの問題点を克服する余地はあります。
当社は塗装を専門としています。
無機塗料はもちろん、多くの種類の塗料を信頼できるメーカーから取り寄せています。
外壁の塗り替えを検討中の方はぜひ当社までお問い合わせください。