葺き屋根とは?選び方についてもご紹介

新築の屋根を作る際、リフォームをする際まで、葺き屋根(屋根材)について、あまり考えたことがない方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな葺き屋根の種類と、その選び方についてご紹介します。
屋根を変えたいと考えている方、葺き屋根の種類について気になる方は必見です。

 

 

目次

□葺き屋根の種類

 

一重に葺き屋根に使用する「屋根材」と言っても、その内訳は施工性や耐久性などの面で、いくつも種類が分かれています。
ここでは、主に使われる屋根材を、それぞれの特徴と共にご説明します。

 

・日本瓦

日本において古くから使われている屋根材で、粘土を平らに乾燥させたものを高温で焼き上げて作られる。
耐久性と強度に優れ、50〜100年の耐用年数をほこる。
非常に重量があることから、家の倒壊を防ぐため、屋根に並べて敷き詰めることが多い。

 

・スレート

カラーベスト、コロニアルなど、メーカーによって名称が異なる瓦。
一般的にスレートとは、セメントと繊維を練り合わせて作る「化粧スレート」のことを指し、そのコンパクトさと、施工のしやすさから、近年の新築物件において使用されることが多い。
ただ、日本瓦と比べて厚みがないため、割れやすいというデメリットも兼ね備えている。

 

・トタン

つなぎ目のない薄い鋼板のことで、表面にめっきが施されている。
雨漏りの心配が少ない点、価格が比較的安価な点に優れているが、サビに弱く、穴が空きやすいことから、近年では屋根材として使われる頻度は少ない。

 

・ガルバリウム鋼板

金属製の屋根材の一つで、サビにくさと物理的な強度の面において優れている。
スレート同様の軽量さ、色や形の自由度に加え、耐震性まで併せ持つ素材。
施工のしやすさを活かして、既存の屋根の上から再度葺く、「カバー工法」においても使用される。
断熱性、防音性の点においては性能が劣るものの、メリットの多さから普及が進んでいる。

 

・アスファルトシングル

グラスファイバーと呼ばれるガラス繊維でできた基板に、アスファルトを浸透させた柔軟性のある屋根材のこと。
曲面のある屋根にも使用でき、防水・防火性が優れているのが特徴。
ただし、耐火性の面においては劣っている。

 

・銅板

名前の通り、銅で作られる屋根材であり、日本の環境と噛み合うことから、古くから使用されてきた。
柔軟性と重さ、メンテナンスをしない状態での耐用年数の長さなどの面で優れている。
ただし、価格が高価な上に、へこみやすい面もある。
寺社仏閣の屋根に使用されることが多く、サビると青みがかった色に変化するのが特徴。

 

□屋根の種類の選び方

 

ここでは、金属製の屋根材に焦点を当てて、ご説明します。
金属製の屋根材を選ぶ際は、価格、耐用年数、そしてデザインの3つの点に注意が必要です。

 

前述したように、屋根材には多くの種類がありますが、その値段はピンキリです。
一般的には、耐用年数に比例して価格は高くなり、屋根材を選ぶ際には、予算との兼ね合いが欠かせません。
デザインの面では、素材本来の特徴によって違いが見られますが、葺き方によっても完成後の見た目は大きく変化します。

 

 

□まとめ

 

今回は、葺き屋根の種類と、金属製の屋根材に焦点を当てた選び方について、ご紹介しました。
葺き屋根は、その種類の多さから、施工に失敗しないためにも、事前に特徴について細かく把握しておく必要があります。
素材を決める際には、サンプルを見たりシミュレーションを行ったりすることが大切です。

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この記事を書いた人

埼玉県川越市の外壁塗装専門店、日本メンテナンス株式会社代表の大塚です。当店は地元埼玉県川越市を拠点に、これまで1,200棟以上の施工に携わってきました。お客様の中にはお住まいのメンテナンスをどう依頼したらいいのか、お悩みの方もいらっしゃると思います。そのような方でも安心してご相談いただけるよう、当店ではお見積りはもちろん、屋根や外壁の診断まですべて無料で対応しております。ぜひお気軽にご相談ください!

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