無機塗料とは?メリット・デメリットをご紹介します!
外壁や屋根の塗装に使用される塗料の1つに、無機塗料というものがあります。
無機塗料は、塗料の中では価格が比較的高いですが、メリットも多くあります。
今回は、無機塗料の特徴やメリットやデメリットについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□無機塗料とは?
無機塗料は、鉱物やレンガ、ガラスなどの無機物を用いて作られた塗料です。
一般的にはセラミックやケイ素などを主成分とした塗料のことを指します。
一方で、一般的に使用されているアクリル塗料やシリコン塗料は、石油などの有機物が主成分であり、有機塗料と呼ばれています。
色あせやチョーキングは、有機塗料に含まれている有機物が原因であり、無機物にはこのような現象は発生しません。
無機物自体は半永久的な耐久性を持っていますが、無機物のみだと塗料として適さないため、実際の無機塗料には無機物と有機物が混合しています。
無機物が何%以上含まれていたら無機塗料なのかという定義は特にありません。
□無機塗料のメリット・デメリットをご紹介!
*無機塗料のメリット
メリットは4つあります。
1つ目は、耐候性が高いことです。
樹脂成分がほとんど含まれないため、紫外線による劣化が起きにくいです。
2つ目は、カビ・苔が発生しにくいことです。
カビや苔は有機物を栄養分にして成長します。
先ほどと同様、樹脂成分が少ないため、カビや苔の発生を抑えられます。
3つ目は、汚れにくいことです。
無機塗料は、静電気が発生しにくいためホコリなどの汚れがつきにくいです。
また、親水性に優れており、外壁に付着した汚れも水で簡単に落とせます。
4つ目は、不燃性であることです。
*無機塗料のデメリット
デメリットは3つあります。
1つ目は、価格が比較的高いことです。
耐用年数が長く機能性が高い分、価格は高めです。
ただし、コストパフォーマンスは良い塗料なので、外壁塗装の回数を減らしたい方にはおすすめです。
2つ目は、ひび割れしやすいことです。
無機塗料でできた塗膜は硬く、その分ひび割れを起こしやすいです。
そのため、ひびが入りやすい外壁にはあまりおすすめできません。
3つ目は、職人の技術に左右されることです。
無機塗料は他の塗料より扱いが難しいです。
そのため、技術力がある職人が正しい手順で塗装を行わないと、十分な効果が期待できません。
したがって、実績のある業者を選ぶことが重要になります。
□まとめ
本記事では、無機塗料の特徴やメリットやデメリットについてご紹介しました。
本稿が皆さんのお役に立てれば幸いです。
外壁塗装をお考えの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。