屋根葺き替え?カバー工法?最適な屋根リフォームを選択しよう!

老朽化した屋根、雨漏りの心配。
そろそろリフォームを考え始めていませんか。
屋根のリフォームには、大きく分けて「屋根葺き替え」と「カバー工法」の2つの方法があります。
それぞれに費用や工期、メリット・デメリットがあり、最適な選択は家の状況や予算、ライフプランによって異なります。
そこで今回は、それぞれの工法の特徴を具体的に解説し、最適な方法選びをサポートします。

目次

屋根葺き替えとは何か

葺き替え工事の内容

屋根葺き替え工事は、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材と下地(野地板や防水シート)を交換する工事です。
屋根全体を一度リフレッシュするため、雨漏りの心配がなくなり、建物の寿命を延ばす効果も期待できます。
古い屋根材の撤去と処分が必要となるため、工期はカバー工法よりも長くなります。

葺き替え工事の費用

屋根の面積や使用する屋根材の種類、下地の状態などによって費用は大きく変動します。
足場費用は別途必要です。

葺き替え工事のメリット

屋根全体を新しくできるため、雨漏りの心配がなくなる
下地を点検・補修できるため、建物の寿命が延びる
最新の屋根材を使用できるため、自然災害に強くなる
長期的なメンテナンスサイクルが期待できる

葺き替え工事のデメリット

カバー工法と比べて費用が高くなる
工期が長くなる(数週間~1ヶ月程度)
工事期間中は雨漏りのリスクがある
既存屋根材の撤去・処分費用がかかる

アスベスト問題への対応

2004年以前に製造されたスレート屋根には、アスベスト(石綿)が含まれている可能性があります。
アスベストは健康被害を引き起こすため、撤去・処分には特別な手続きと費用が必要となります。
葺き替え工事では、アスベスト含有屋根材の適切な処理が確実に実施されます。

カバー工法とは何か

カバー工法の内容

カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに、その上に新しい防水シートと屋根材を重ねて施工する方法です。
葺き替えに比べて工期が短く、費用を抑えられるのが特徴です。
一般的には軽量の金属屋根材(ガルバリウム鋼板など)が使用されます。

カバー工法の費用

屋根の面積や使用する屋根材、下地の状態によって費用は変動します。
葺き替えより安価ですが、足場費用は別途必要です。

カバー工法のメリット

葺き替えに比べて費用が安い
工期が短い(数日~2週間程度)
騒音やホコリが少ない
アスベスト含有屋根材の上から施工できる(ただし、適切な処理が必要な場合もある)
断熱性・遮音性が向上する可能性がある

カバー工法のデメリット

下地の点検・補修ができないため、既存の下地が劣化している場合は不向き
既存屋根材の劣化によって雨漏りや結露のリスクがある
次回の葺き替え時の費用が高くなる可能性がある(既存屋根材の撤去費用が加算される)
瓦屋根などには適用できない場合が多い

アスベスト問題への対応

アスベスト含有屋根材の上から施工できますが、施工前にアスベストの有無を確認し、適切な処理を行う必要があります。
カバー工法はアスベスト除去の手間を省けるメリットがありますが、将来的にアスベスト除去が必要になった場合、費用が高額になる可能性があります。

まとめ

屋根のリフォームは、葺き替えとカバー工法のどちらを選ぶかで費用や工期、そして将来的なメンテナンス費用が大きく変わります。
家の状態、予算、そして将来的なライフプランを総合的に考慮し、最適な方法を選択することが重要です。
専門会社に相談し、現状の屋根の状況を正確に把握した上で、適切なリフォームプランを立てることをお勧めします。
どちらの方法も一長一短ありますので、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご自身の状況に最適な方法を選択してください。
専門会社による無料点検などを活用し、後悔のない選択をしてください。

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この記事を書いた人

埼玉県川越市の外壁塗装専門店、日本メンテナンス株式会社代表の大塚です。当店は地元埼玉県川越市を拠点に、これまで1,200棟以上の施工に携わってきました。お客様の中にはお住まいのメンテナンスをどう依頼したらいいのか、お悩みの方もいらっしゃると思います。そのような方でも安心してご相談いただけるよう、当店ではお見積りはもちろん、屋根や外壁の診断まですべて無料で対応しております。ぜひお気軽にご相談ください!

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