屋根の勾配の一寸って何のこと?勾配をつけるメリットもご紹介します!

屋根の勾配について調べると、一寸や二寸という表し方をされていて何が何だか分かりませんよね。
そこで今回は、一寸は角度でいうと何度になるのか、という疑問にお答えします。
また、屋根に勾配をつけるメリットについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

目次

□屋根の勾配の表し方は?

屋根の勾配の表し方には、「寸法」、「分数」、「角度」の3種類があります。
それぞれを見ていきましょう。

寸法の寸は、水平方向の距離を10寸とした時にどれくらい屋根が立ち上がっているかを表す単位です。
例えば、水平方向が10寸なのに対し3寸立ち上がっている場合、屋根の勾配は3寸と表します。
寸が1上がれば約5度から6度ほど傾斜が上がります。
ちなみに、10寸の長さは303ミリメートルで、勾配が3寸の時の角度は約16.5度です。

分数は、屋根の勾配を水平方向と高さの比率で表したものです。
例えば、水平方向の長さが10寸で高さが5寸の時、10分の5もしくは2分の1と合わらします。
ちなみに寸法だと、この場合の屋根の勾配は5寸と表されます。

角度は、皆さんもよくご存じでしょう。
屋根の勾配を角度で表すことが少ない理由は、数値が細かすぎるためです。
例えば、勾配が3寸の時の角度は約16.5度とご紹介しましたが、厳密には16.6992度です。
寸法や分数は角度よりも容易に勾配を表せますので、ぜひこれを機会に覚えましょう。

 

□屋根に勾配をつけるメリットとは

屋根に勾配をつけるメリットには、以下のようなものがあります。
・雨漏りしにくい
・汚れがたまりにくい
・断熱効果が高まる

上から順に確認していきましょう。

屋根に勾配があると、屋根に雨水が溜まらずに下に流れ落ちます。
そのため、勾配があればあるほど雨漏りしにくくなります。

汚れも、雨水が流れ落ちると同時に洗い落とされます。
屋根に汚れが蓄積されないため、屋根の耐久性が高まります。
また、メンテナンスの頻度も少なく済む傾向にあります。

断熱効果は、勾配をつくることで部屋の空間が広くなるために高まります。
さらに高断熱の塗料で屋根塗装をすれば、家の断熱性能はより高まるでしょう。
屋根に勾配をつける際は、ぜひ屋根塗装も検討してみてください。

 

□まとめ

屋根の勾配の表し方には「寸法」、「分数」、「角度」の3種類がありますが、「角度」では理解が難しいため、「寸法」と「分数」で表されることが多いです。
特に「寸法」の場合が多いため、3寸が約16.5度で、寸が1上がるたびに角度が約5度から6度上がると覚えておきましょう。

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この記事を書いた人

埼玉県川越市の外壁塗装専門店、日本メンテナンス株式会社代表の大塚です。当店は地元埼玉県川越市を拠点に、これまで1,200棟以上の施工に携わってきました。お客様の中にはお住まいのメンテナンスをどう依頼したらいいのか、お悩みの方もいらっしゃると思います。そのような方でも安心してご相談いただけるよう、当店ではお見積りはもちろん、屋根や外壁の診断まですべて無料で対応しております。ぜひお気軽にご相談ください!

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