外壁材のサイディングボードの種類とは?窯業系のメリットデメリットもご紹介!
外壁塗装をご検討中の方の中には、自分に最適なサイディングボードの種類が分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、サイディングボードの種類と、特に安価で性能の優れている窯業系サイディングボードのメリットデメリットについて有益な情報をお伝えします。
□外壁材のサイディングボードの種類をご紹介!
サイディングボードは4種類に分けられています。
それぞれの費用や特徴、平均的にどのくらい使用することができるか紹介します。
・窯業系のサイディングボード
特徴は、耐震性、防音性、耐火性に優れており、色の種類やデザインも豊富な点です。
費用は4500円から8000円。
平均寿命は7年から13年とされています。
・金属系のサイディングボード
特徴は、耐久性、断熱性、防水性に優れており、地震の揺れに強い点です。
費用は3000円から7000円。
平均寿命は10年から15年です。
・樹脂系のサイディングボード
特徴は、耐久性と対候性に優れており、シーリング素材を使用していない為メンテナンスを行わなくても良いという点です。
しかしながら、デザインにはあまり種類がないため限られた中から選ぶ必要があります。
費用は3000円から5000円。
平均寿命は10年前後です。
・木質系のサイディングボード
特徴は、環境と断熱性に優れていて、木にしか味わえない温かみがあるという点です。
しかし、メンテナンスを頻繁に行わなければいけなかったりお住まいの地域が防火地域である場合は採用不可のケースもあったりするので、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
費用は3000円から10000円と他の素材に比べて価格に幅があり、平均寿命は10年から20年です。
□窯業系サイディングのメリットデメリットをご紹介!
*メリット
窯業系のサイディングボードは、コスト面、デザイン面、機能面とどれを取っても非常に優れています。
まず、コスト面に関して、窯業系のサイディングボードは工場で大量生産が行えるという理由からコストパフォーマンスが高いです。
初期費用をおさえたいという場合にもおすすめです。
次にデザイン面に関して、窯業系はデザインのバリエーションがとても多いです。
初期はタイル柄から始まり、現在では木目調やレンガ調等デザイン性に優れたものが更に増えています。
最後は機能面に関して、窯業系サイディングには不燃あるいは準不燃素材が使用されているので耐火性能にとても優れています。
耐火性がどの程度あるのかをはかる耐火等級によると、火の熱を40分から60分もの間遮断可能であると実証されています。
*デメリット
メリットの多い窯業系サイディングボードですが、少なからずデメリットも存在します。
まず1つ目は、継続的にメンテナンスを行わなければならないという点です。
他の外壁素材に比べると耐水性が低く、水分を多く含むと外壁のひび割れが起きてしまいます。
外壁塗装を行う際に防水加工は行われますが、ひび割れが悪化する前にきちんと防水のメンテナンスを行いましょう
2つ目は、素材の性質上熱を蓄積しやすいという点です。
しかしながら、最近ではこのデメリット解消の為に通気性をしっかりと確保したつくりへと変化している為、大きなデメリットではなくなっています。
3つ目は、外壁同士に隙間ができやすいという点です。
窯業系サイディングは地震の揺れによる破損を防ぐ為に、施工時にあえて8から10mmほどの隙間を作らなければなりません。
この隙間に雨が浸入することで外壁が痛む原因に繋がるのです。
□まとめ
今回の記事では、サイディングボードの種類と窯業系のメリットデメリットについて詳しくご紹介しました。
この記事で記載した情報を元に、ご自身に1番最適なサイディングボードを選んでみてはいかがでしょうか。