外壁コーキング打ち増し・打ち替えで失敗しない!選び方と注意点

外壁のコーキング、劣化が気になりませんか?雨漏りの原因にもなりかねないコーキングの補修は、適切な方法を選ぶことが重要です。
コーキングの補修には「打ち増し」と「打ち替え」の2つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
どちらの方法を選ぶべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、外壁コーキングの打ち増し・打ち替えについて、その違いや費用、選び方などを解説します。
適切な補修工事を行うための知識を身につけて、安心安全な住まいを守りましょう。

目次

外壁コーキング打ち増し打ち替えの基礎知識

打ち増しとは何か?メリット・デメリットを解説

打ち増しとは、既存のコーキングの上に新しいコーキングを重ねて施工する方法です。
メリットは、既存のコーキングを撤去する必要がないため、費用を抑え、工期を短縮できる点です。
しかし、既存のコーキングの状態によっては、十分な防水効果が得られない場合や、剥がれやすくなる可能性があります。
また、コーキングの厚みが不足すると、十分な耐久性が得られない可能性も考慮する必要があります。
10mm以上の厚みがあることが推奨されています。

打ち替えとは何か?メリット・デメリットを解説

打ち替えは、既存のコーキングを完全に撤去し、新しいコーキングを打ち込む方法です。
メリットは、劣化しているコーキングを完全に除去できるため、高い防水性と耐久性が得られる点です。
しかし、撤去作業に手間がかかるため、費用と工期が打ち増しよりも高くなります。
また、撤去作業の際に、周辺部材を傷つけるリスクも存在します。
特にサッシ周りなど、撤去が困難な箇所では注意が必要です。

打ち増し・打ち替えの費用相場と比較

打ち増し・打ち替えの費用は、施工面積や使用するコーキング材の種類、劣化状況などによって変動します。
一般的には、打ち増しの方が打ち替えよりも費用が安価です。
打ち増しの費用相場は、㎡あたり700円~1,000円程度、打ち替えは㎡あたり800円~1,200円程度と言われています。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は業者によって異なる場合があります。
正確な費用を知るためには、業者に見積もりを依頼することが重要です。

コーキングの劣化症状の見分け方

コーキングの劣化症状には、ひび割れ、剥がれ、痩せなどがあります。
ひび割れは、コーキングに亀裂が入っている状態です。
剥がれは、コーキングが外壁から剥がれ落ちている状態です。
痩せは、コーキングが乾燥して収縮し、厚みが薄くなっている状態です。
これらの症状が見られた場合は、コーキングの補修が必要となります。
劣化の程度によっては、打ち増しではなく打ち替えが必要となる場合があります。

外壁コーキング打ち増し打ち替えの適切な選択方法

打ち増しを選ぶべきケース

コーキングにひび割れや剥がれなどの目立った劣化症状がなく、痩せによる厚みの減少のみが確認され、新しいコーキング材を10mm以上重ねることができる場合、打ち増しを選択できます。
特に、サッシ周りや入隅など、撤去が困難な箇所では、打ち増しが適している場合があります。
ALC外壁の場合も、初期のメンテナンスでは増し打ちが推奨されることがあります。

打ち替えを選ぶべきケース

コーキングにひび割れや剥がれなどの劣化症状が確認できる場合、打ち替えが推奨されます。
また、コーキングの痩せが著しい場合や、既存のコーキングの劣化が進行し、防水性が低下している場合も、打ち替えを選択する必要があります。
外壁塗装と同時に行う場合も、コーキングの劣化状況によっては打ち替えが必要となるでしょう。

サッシ周りなど特殊な箇所の施工方法

サッシ周りや入隅など、撤去が困難な箇所は、打ち増しを行うのが一般的です。
無理に撤去しようとすると、周辺部材を傷つける可能性があります。
打ち増しを行う際には、既存のコーキングを丁寧に清掃し、プライマーを塗布して密着性を高めることが重要です。
また、防水紙を傷つけないよう、細心の注意を払って施工する必要があります。

業者選びで失敗しないためのポイント

業者選びでは、実績や経験、施工内容、料金などを比較検討することが重要です。
業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、適正な価格で高品質な施工を受けられる可能性が高まります。
また、施工後の保証内容についても確認しておきましょう。

見積もり内容の確認方法

見積もり書には、施工内容、使用する材料、費用などが明確に記載されている必要があります。
打ち増し・打ち替えのそれぞれの面積と単価が明確に記載されているかを確認し、不明な点があれば業者に確認しましょう。
また、追加費用が発生する可能性についても確認しておきましょう。

まとめ

外壁コーキングの補修には、費用や工期、耐久性などを考慮し、打ち増し・打ち替えのどちらの方法を選ぶかが重要です。
劣化症状や施工箇所の状況を正確に判断し、適切な方法を選択することで、建物の寿命を延ばし、雨漏りなどのトラブルを予防することができます。
業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適な業者を選び、安心・安全な施工を受けることができます。
見積もり書の内容を丁寧に確認し、不明な点は必ず業者に質問しましょう。
専門業者への依頼が、安全で効果的な補修につながります。
コーキングの適切なメンテナンスで、快適な住まいを守りましょう。

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この記事を書いた人

埼玉県川越市の外壁塗装専門店、日本メンテナンス株式会社代表の大塚です。当店は地元埼玉県川越市を拠点に、これまで1,200棟以上の施工に携わってきました。お客様の中にはお住まいのメンテナンスをどう依頼したらいいのか、お悩みの方もいらっしゃると思います。そのような方でも安心してご相談いただけるよう、当店ではお見積りはもちろん、屋根や外壁の診断まですべて無料で対応しております。ぜひお気軽にご相談ください!

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