タスペーサーのシングル工法とは?基本知識や縁切りとの違いをご紹介!
「タスペーサーは何のために必要なのかな」
「タスペーサーと縁切りの違いが知りたい」
このようにお考えの方は多いでしょう。
本稿では、タスペーサーをご紹介します。
屋根塗装をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□タスペーサーとは?
タスペーサーという言葉を初めて聞いたという方も意外と多いでしょう。
タスペーサーとは、屋根塗装をする際に、屋根材の隙間に塗料が入り込まないようにするために設置される道具のことです。
株式会社セイムが製作・販売しており、スレート屋根の住宅を塗装する際に使用されます。
タスペーサーの施工は約1〜2時間ほどで終わり、設置後も上塗りが可能なため、より美しく仕上げられるのが特徴です。
タスペーサーの工法には、シングル工法とダブル工法の2種類あります。
シングル工法とは、タスペーサーを1つ設置する工法で、屋根材の幅が60センチメートルの場合に1つ取り付けます。
またダブル工法とは、タスペーサーを2つ設置する工法で、屋根材の幅が91センチメートルの場合に2つ取り付けます。
現在は、タスペーサー01とタスペーサー02が使用されています。
□タスペーサーと従来の縁切りの違いについて
続いて、タスペーサーと従来の縁切りの違いについてです。
タスペーサーは縁切りの1種です。
従来の縁切りと言うと、屋根塗装後にカッターや皮スキを使用し、職人2人が約1日かけて行っていました。
そのため、従来の縁切りでは時間と費用がかかっていました。
タスペーサーは時間や費用の負担が従来の縁切りより少なく、作業は数時間で完了します。
その分人件費も抑えられるため、業者にとっても施主にとっても魅力的です。
従来の縁切りは、塗装した後に縁切りをするため屋根に足跡が付く可能性がありますし、縁切り作業で力を加える必要があるため屋根材が割れる可能性があります。
一方タスペーサーの場合は、タスペーサー後に上塗りをするためきれいな仕上がりとなります。
また、タスペーサーの方がカッターや皮スキより隙間を確保しやすいため、雨水が侵入しにくく結露もできにくいです。
□まとめ
本記事では、タスペーサーをご紹介しました。
また、タスペーサーと従来の縁切りの違いについてもご紹介しました。
タスペーサーは、スレート屋根の塗装の仕上がりを良くするために必要なものです。
本稿が皆さんのお役に立てれば幸いです。
屋根塗装をお考えの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。